立川のマッタリ・バーの店主です。もうすぐ6月です。夏の香りがもうすぐそこまで近づいているような気がします。夏といえばこの一枚。大変久しぶりです。店主の大好きな一枚シリーズ第三十三弾は"Charlie Byrd"の"Brazilian Byrd"です。チャーリー・バードは1925年アメリカ・バージニア州で生まれ、10歳からギターを始めています。第二次世界大戦中、フランスに駐留中にはジャンゴ・ラインハルトと競演しています。その後、1950年頃から現代クラシックギターの父と呼ばれるアンドレス・セゴビアの元でクラシック・ギターも学び、その結果、バードは、セゴビアから学んだクラシックの技法をジャズに応用し、それまでになかったユニークなギタースタイルを確立していきます。1962年にはジャズ・テナーサックス奏者のスタン・ゲッツとボサノバの先駆的作品"Jazz Samba"を発表。このアルバムは爆発的なヒットを記録し、アメリカでボサノバ・ブームを巻き起こすきっかけとなりました。1970年代はバーニー・ケッセル、ハーブ・エリスとともに"Great Guitars"を結成し、1980年代は同じくクラシックとジャズの世界で活躍するギターリスト、ローリンド・アルメイダと"Brazilian Soul"、"Tango"等の上質なアルバムを発表しています。さて、今回、紹介します"Brazilian Byrd"は1965年発表のチャーリー・バードによるアントニオ・カルロス・ジョビン作品集です。お馴染みの「コルコバード」「イパネマの娘」「ディンディ」など名曲が盛り沢山です。トム・ニューソムのアレンジによるゴージャスなストリングス&ホーンズと、アンプを通さない色気のあるガットギターの音が絡みあい、非常に心地良いです。聴いているだけでウキウキしてきます。「ブラジリアン・フィーリングたっぷりの夏向きな1枚」是非、ご一聴を!!